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脂漏性皮膚炎の洗髪。「毎日洗う」は正解?間違い?

こんにちは。副院長の小野弘登です。
「洗いすぎると良くないと思って、2日に1回にしています」
脂漏性皮膚炎の患者様からよく聞く言葉です。

しかし、皮脂が多いタイプの方にとって、それは逆効果かもしれません。
今回は、正しい洗髪頻度と、シャンプーの選び方について解説します。

目次

基本は「1日1回」洗いましょう

脂漏性皮膚炎の原因菌(マラセチア)は、皮脂をエサにして増殖します。
皮脂が多いタイプの方は、「1日1回、毎日洗う」のが正解です。
洗わないでいると、皮脂が酸化して炎症の元になります。

ただし、乾燥フケタイプの方は、洗浄力の強すぎるシャンプーは避け、アミノ酸系など優しいものを選びましょう。

薬用シャンプーの「3分パック」

病院で紹介する「抗真菌剤入りシャンプー(コラージュフルフルなど)」を使う場合、コツがあります。
それは、泡立ててからすぐに流さず、「3分ほど置いてから(泡パック)」流すことです。
これにより、有効成分が毛穴の奥の菌まで届きやすくなります。

ゴシゴシ洗いはNG

「痒いから」と爪を立ててゴシゴシ洗うのは厳禁です。
頭皮が傷つき、バリア機能が壊れて余計に悪化します。
指の腹で優しくマッサージするように洗い、ぬるま湯(38〜40℃)でしっかりすすぎましょう。

毎日のケアを変えるだけで、薬の効きも変わってきます。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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