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洗顔は1日何回?チョコはダメ?「ニキビケアの正解・不正解」

こんにちは。副院長の小野弘登です。
「ニキビ肌だから、1日何度も顔を洗っています」
「チョコが好きだけど、ニキビのために我慢しています」

診察室でよく聞くお話ですが、実はその努力、医学的にはちょっとズレているかもしれません。
今回は、治療効果を最大化するための「正しいホームケア」についてお話しします。

目次

洗顔は「1日2回」がベスト

「ニキビ=不潔」ではありません。洗いすぎは逆効果です。
研究データでは、「1日2回(朝・晩)」の洗顔が最もニキビが減るという結果が出ています。
1日4回洗っても効果は変わらず、むしろ肌が乾燥してバリア機能が壊れてしまいます。

  • コツ: 泡で優しく洗うこと。ゴシゴシ擦ると毛穴が詰まりやすくなります。

保湿は「ノンコメドジェニック」を選ぶ

「ベタつくから保湿しない」はNGです。
特にニキビの薬を使っている時は肌が乾燥しやすいため、保湿は必須です。
選ぶ基準は「ノンコメドジェニックテスト済み」と書いてあるもの。これは「ニキビの元になりにくい」ことが確認された製品です。

お化粧はしてもいいの?

大丈夫です。ニキビを隠すことで気持ちが明るくなるなら、むしろ推奨されます。
ただし、油分の多いリキッドファンデーションやコンシーラーの厚塗りは毛穴を塞ぐので避けましょう。
パウダーファンデーションや、石鹸で落とせるミネラルコスメがおすすめです。

チョコやナッツは食べていい?

昔から「チョコやナッツはニキビに悪い」と言われていますが、実は科学的な根拠はありません。
特定の食品を一律に制限する必要はないというのが、最新のガイドラインの見解です。

ただし、「糖質の摂りすぎ(甘いお菓子やジュース)」は皮脂を増やす可能性があります。
ストイックに我慢してストレスを溜めるより、バランスの良い食事と、十分な睡眠をとることの方が大切です。

正しい知識で、賢くニキビと付き合いましょう。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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