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円形脱毛症は「自己免疫」の病気です

こんにちは。副院長の小野弘登です。
ある日突然、髪の毛が円形に抜けてしまう「円形脱毛症」。
「最近ストレスが溜まっているから…」と、様子を見てしまっていませんか?
あるいは、高い育毛剤やヘッドスパに通って解決しようとしていませんか?

実は、円形脱毛症は単なるストレス反応ではなく、「自己免疫疾患」という立派な病気です。
場合によっては、甲状腺の病気などが隠れていることもあります。

目次

なぜ髪が抜けるのか?(免疫の暴走)

本来、体を守るはずの免疫細胞(リンパ球)が、誤って自分の毛根を敵とみなし、攻撃してしまう。
これが円形脱毛症の正体です。
つまり、頭皮の汚れや血行不良が原因ではないため、いくらシャンプーを変えてもマッサージをしても、根本的な解決にはなりません。

背景に隠れた病気を見逃さない

円形脱毛症の方の中には、以下のような他の病気を合併していることがあります。

  • 甲状腺疾患(橋本病など)
  • アトピー性皮膚炎
  • 貧血や亜鉛欠乏

当院では、ただ塗り薬を出すだけでなく、必要に応じて血液検査を行い、体の内側に原因がないかをしっかり調べます。
これができるのが、皮膚科専門医を受診する最大のメリットです。

皮膚科ならではの専門治療

当院では、日本皮膚科学会のガイドラインに基づいた標準治療を行います。

  • ステロイド外用・局所注射
  • 紫外線療法(エキシマライト等)
  • 局所免疫療法(SADBEなど ※重症例)

「髪は長い友達」と言いますが、抜けてしまうと心へのダメージも大きいものです。
一人で悩まず、医学の力で一緒に治療していきましょう。

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はれまちクリニック/新潟県上越市

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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