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脂漏性皮膚炎の薬、ステロイドはずっと塗る?「ニゾラール」との違いは?

こんにちは。副院長の小野弘登です。
脂漏性皮膚炎の治療で処方されるお薬には、主に2種類あります。
「ステロイド」と「抗真菌薬(ニゾラールなど)」です。

「いつまで塗ればいいの?」
「ステロイドは怖いから使いたくない」
そんな疑問に、皮膚科専門医が分かりやすくお答えします。

目次

治療薬の役割分担(比較表)

種類① ステロイド外用薬② 抗真菌薬(ニゾラール等)
役割「火消し」「兵糧攻め」
効果炎症・赤み・痒みを素早く抑える原因菌(カビ)を減らし、再発を防ぐ
即効性あり(数日で改善)なし(じわじわ効く)
注意点長期連用で副作用のリスクあり痒み止め効果は弱い

当院の治療戦略「2段階方式」

最初は赤みや痒みが強いため、①ステロイドを使って短期間で一気に炎症を抑えます(火消し)。
症状が落ち着いてきたら、徐々にステロイドを減らし、②抗真菌薬メインに切り替えていきます(菌のコントロール)。

自己判断で「治ったから」と急にやめると、菌が残っていて再発します。
「見た目が治ってからも、しばらく塗り続ける」のが完治・再発防止への近道です。

副作用が心配な方へ

「顔にステロイドを塗りたくない」という方には、副作用の少ないお薬(非ステロイド性軟膏)の処方も可能です。
患者様の肌の状態やライフスタイルに合わせて、最適なお薬を選びます。
慢性化させないために、一緒に根気よく治していきましょう。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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