こんにちは。はれまちクリニック副院長の小野弘登です。
「虫刺されかと思ったら、痛みがひどくなってきた」
「体の片側だけ、服が擦れるとピリピリする」
そんな症状はありませんか?それは「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」のサインかもしれません。
帯状疱疹は、治療が遅れると「後遺症(神経痛)」が残る辛い病気です。
今回は、早期発見のポイントと、私の経験をお話しします。
目次
帯状疱疹のサイン「3つの特徴」
帯状疱疹は、子供の頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが、大人になってから再び暴れ出す病気です。
- 体の「片側」に出る
神経に沿って出るため、通常は右側か左側、どちらか一方に出ます。 - 痛み・違和感が先行する
赤い発疹が出る数日前から、「ピリピリ」「チクチク」とした痛みや違和感を感じることが多いです。 - 赤いブツブツと水ぶくれ
痛みのある場所に、赤い帯状の発疹が現れます。
見逃さない「診断力」。両側に出る稀なケースも
教科書的には「片側」と言われますが、稀に「両側」や「離れた2箇所」に出る難しいケース(複発性帯状疱疹)もあります。実は私、この「稀な帯状疱疹」の診断に関する論文を執筆し、国際的な皮膚科雑誌に掲載されました。
【論文実績】Detection of varicella-zoster virus in two dermatomes of herpes zoster duplex bilateralis in an immunocompetent host (J Dermatol. 2024)Hiroto Ono 1,et al.
(健康な方でも、稀に両側の神経にウイルスが出現することを証明した研究です)
専門的な検査(迅速キットや顕微鏡検査)を行うことで、隠れた帯状疱疹を見逃さずに診断します。
勝負は「72時間」以内
帯状疱疹の特効薬(抗ウイルス薬)は、発疹が出てから3日(72時間)以内に飲み始めないと効果が薄れてしまいます。「帯状疱疹かな?」と思ったら、すぐに皮膚科専門医の診察が必要です。

【参考文献】
- Ono H, et al. J Dermatol. 2024;51:98–100. (副院長執筆論文)

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