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塗り薬で治らない重症アトピーの治療。新しい治療、生物学的製剤

「強いステロイドを塗っても、痒くて夜も眠れない」
「全身が赤くて、人前に出るのが辛い」
これまで、重症のアトピー性皮膚炎に対する治療は限られていました。
しかし近年、「生物学的製剤(注射薬)」「JAK阻害薬(飲み薬)」という画期的な新薬が登場し、治療の世界は一変しました。

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炎症の根元をブロックする

従来のアレルギー薬(抗ヒスタミン薬)は、痒みを少し和らげる程度でした。
しかし最新の薬(デュピクセント、リンヴォック、ミチーガなど)は、アトピーの炎症を引き起こす「原因物質(サイトカイン)」をピンポイントでブロックします。
これにより、何をしても治らなかった皮疹が劇的に改善し、痒みが消失するケースが増えています。

あきらめる前に相談を

これらの治療は、大学病院などの専門機関や、認可を受けたクリニックで行われます。
高額な治療ではありますが、高額療養費制度などを使えば負担を抑えることも可能です。
治療を諦める前に、最新の治療選択肢について一度ご相談ください。

【参考文献】

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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