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「ニキビは青春のシンボル」は大間違い。上越の皮膚科専門医が教える「跡を残さない」治療法

こんにちは。はれまちクリニック副院長の小野弘登です。
「ニキビくらいで病院に行っていいの?」
「洗顔していればそのうち治るでしょ?」
そう思っていませんか?

ニキビは「慢性炎症性の皮膚疾患」です。
放置すると、一生消えない「ニキビ跡(クレーター)」になってしまうリスクがあります。
今回は、日本のニキビ治療のスタンダードとなった「保険診療」について、分かりやすく解説します。

目次

なぜニキビができるのか?

ニキビの原因は「汚れ」ではありません。主に以下の4つが重なって起こります。

  1. 角化異常: 毛穴の出口の皮膚が厚くなり、詰まってしまう。
  2. 皮脂過剰: ホルモンバランスなどで脂(あぶら)が増える。
  3. アクネ菌: 詰まった毛穴の中で菌が増殖する。
  4. 炎症: 菌と戦うために赤く腫れる。

市販薬や洗顔だけでは、この「毛穴の詰まり」を根本的に治すことは難しいのです。

皮膚科の治療は「2段階」で進みます

当院では、ガイドラインに基づいた正しい治療を行います。

① 急性期(最初の3ヶ月):今あるニキビを治す
「アダパレン(ディフェリン)」や「過酸化ベンゾイル(ベピオ)」という塗り薬を使い、毛穴の詰まりを取り除きます。赤みが強い場合は、一時的に抗生物質を使うこともあります。

② 維持期(3ヶ月以降):再発させない
ここが一番重要です!赤ニキビが治ったからといって薬をやめると、また毛穴が詰まって再発します。
「ニキビができにくい肌質」に変わるまで、塗り薬を続けることが「再発防止」への近道です。

薬を塗ったらヒリヒリする?それは「効いている証拠」かも

「皮膚科の薬を塗ったら、赤くなって皮がむけた。合わないからやめた」
という声をよく聞きます。
実はこれ、「随伴症状(ずいはんしょうじょう)」といって、使い始めの2週間〜1ヶ月に約80%の方に出る反応です。

これは副作用ですが、皮膚が慣れてくれば自然に治まります。
「合わない」と自己判断してやめてしまうのが一番もったいないです。

外用方法や保湿を工夫することで乗り切れますので、必ず医師に相談してください。

上越市でニキビにお悩みの方は、跡になる前に早めにご相談ください。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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