はれまちクリニック副院長の小野弘登です。
現在、日本で円形脱毛症に使えるJAK阻害薬には「オルミエント」と「リットフーロ」の2種類があります。
「名前は聞くけど、何が違うの?」という疑問に、専門医の視点でお答えします。
目次
2つの薬の違い(比較表)
| 項目 | オルミエント(バリシチニブ) | リットフーロ(リトレシチニブ) |
| 対象年齢 | 原則15歳以上 | 12歳以上(小学生・中学生も可) |
| 飲み方 | 1日1回 1錠 | 1日1回 1カプセル |
| タイプ | 広範囲の炎症を抑える「面制圧型」 | 特定の免疫細胞を狙う「スナイパー型」 |
| 効果 | 長期データが豊富で実績がある | 効果はオルミエントと同等 |
| 主な副作用 | ニキビ、コレステロール上昇など | 下痢、頭痛など |
医師はどう使い分けている?
- オルミエント:
世界で最初に承認された薬で、長期的なデータが豊富です。大人の重症例では、まず第一選択肢となることが多い信頼できる薬です。 - リットフーロ:
最大の特徴は「12歳から飲める」ことです。中学生や高校生で重症化してしまったお子様には、この薬が唯一の希望となることがあります。また、特定の免疫細胞だけを狙い撃ちするため、副作用の出方が少し異なります。
まとめ
どちらも非常に優れた薬であり、効果に大きな差はありません。
年齢や、持病、採血データの傾向に合わせて、あなたに最適な方を提案します。

コメント