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飲み薬が効かない重症蕁麻疹と、上越の冬に気をつけるべき「寒暖差」

こんにちは。副院長の小野弘登です。
「薬を倍量飲んでも蕁麻疹が治まらない」
「痒みで夜も眠れず、仕事に集中できない」
そんな辛い症状にお悩みの方へ。

皮膚科の治療は進化しており、飲み薬が効かない方への「次の一手」が登場しています。
また、ここ上越市特有の気候が蕁麻疹を悪化させているケースもあります。

目次

飲み薬が効かない時の「注射治療」

従来の飲み薬で効果不十分な場合、「オマリズマブ(ゾレア®)」という注射の治療薬があります。
これは、蕁麻疹の根本原因となる物質(IgE)をブロックし、マスト細胞そのものを反応しなくさせる画期的な治療です。

  • 月1回の注射です。
  • 従来の治療で治らなかった方の多くで、改善が見られます。
  • 副作用が少なく、安全性も高いお薬です。

「一生付き合うしかない」と諦める前に、一度ご相談ください。

上越の冬は「寒冷蕁麻疹」に注意

上越市は冬の寒さが厳しく、屋内は暖房で暖かいという「寒暖差」が激しい地域です。
この環境は、
「寒冷蕁麻疹(冷たい刺激で出る)」「温熱蕁麻疹(温まると出る)」を誘発しやすいです。

  • 雪かきで冷えた体が、室内で急に温まる時
  • お風呂上がり
  • 冷たい風に当たった時

これらで痒みが出る場合、ただの乾燥肌ではなく、物理的な刺激による蕁麻疹の可能性があります。
マフラーや手袋で露出を減らす、お風呂の温度を上げすぎない(40℃以下)などの工夫も治療の一環です。

まとめ

蕁麻疹は、適切な診断と、段階的な治療を行えばコントロールできる病気です。
「原因不明」と言われて不安な方も、当院にお任せください。
最新のガイドラインに基づいた、あなたに合った治療法をご提案します。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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