【LINEで内覧会・開院情報を受け取る】【LINEから患者登録できます】

【脱毛症の診断】「ただの抜け毛」と放置しないで。ダーモスコピーで見える「もう生えない毛」のサイン

こんにちは。はれまちクリニック副院長の小野弘登です。
「最近、抜け毛が増えた気がする」「円形脱毛症が治らない」
そんなお悩みで受診される患者様に対し、当院では必ず「トリコスコピー(頭皮用ダーモスコピー)」という拡大鏡を使った検査を行います。
なぜなら、肉眼では見えない「毛穴の状態」を見ることで、その脱毛が「治るタイプ」か「急いで治療しないと手遅れになるタイプ」かが瞬時に分かるからです。

目次

脱毛症には「治るもの」と「治らないもの」があります

脱毛症は大きく2つに分類されます。
一つは「非瘢痕性(ひはんこんせい)脱毛症」。これは毛根が生きているため、適切な治療で再び髪が生えてきます。円形脱毛症やAGA(男性型脱毛症)がこれにあたります。
もう一つは「瘢痕性(はんこんせい)脱毛症」。これは炎症によって毛穴自体が破壊され、傷跡(瘢痕)になってしまう病気です。一度瘢痕化すると、二度と髪は生えてきません。

マイクロスコープで見える世界

私たちは診察時、以下のポイントを確認しています。

表:マイクロスコープで見るチェックポイント

毛穴の状態治療の見込み代表的な病気
非瘢痕性毛穴が開いている再発毛が可能 円形脱毛症、AGA
瘢痕性毛穴が消えてツルツル早期発見で進行を止める必要あり扁平苔癬、
円板状エリテマトーデス

早期発見が髪を守るカギ

「円形脱毛症だと思って放置していたら、実は瘢痕性脱毛症だった」というケースが稀にあります。この場合、治療のゴールは「髪を生やすこと」ではなく「これ以上ハゲを広げないこと」に変わります。
自己判断せず、専門医による拡大鏡検査を受けることが、あなたの未来の髪を守る第一歩です。

参考文献
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11856343/

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

コメント

コメントする

目次