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帯状疱疹の内服薬治療について

帯状疱疹と診断された場合、最も大切なのは「ウイルスの増殖を止めること」と「痛みを残さないこと」です。
最近は、優れた新しいお薬が登場しています。
今回は、当院で採用している最新の治療薬と、気になる「お薬代」について解説します。

目次

1日1回で効く!「アメナリーフ」

これまでのお薬(バルトレックスなど)は、1日3回、錠剤を飲む必要がありました。また、腎臓が弱い高齢者の方には使いにくいという欠点がありました。
「アメナリーフ」は、1日1回(2錠)飲むだけでOK。
腎臓への負担が少なく、ご高齢の方でも安心。ウイルスの増殖を抑える。
飲み忘れが少なく、効果が高いのが特徴です。

治療費(薬価)の比較

「新しい薬は高いのでは?」と心配される方も多いと思います。
3割負担の場合の、1週間分のお薬代(目安)を比較しました。
薬剤名特徴1週間分の薬代(3割負担)アメナリーフ1日1回。腎臓に優しく効果が高い。
約 6,000円(3割負担)

バラシクロビル1日3回。ジェネリックあり。腎機能で調整が必要。約 2,000〜3,000円(3割負担)
※別途、診察料や痛み止めの費用がかかります。

アメナリーフバラシクロビル
1日1回食後に内服
腎機能低下でも比較的安全
結核治療中は注意(リファンピシン禁忌)
6000円(3割負担)
1日1⁻3回食後に内服
腎機能に応じて減量が必要

2000-3000円(3割負担)

確かにアメナリーフは少し高価ですが「腎機能の急性増悪」を防ぐため、高齢者や腎臓が悪い方には強くおすすめしています。どちらも優れたお薬ですので、患者の状態や希望に合わせて対応可能です。

痛みが強い場合は「神経の痛み止め」も

帯状疱疹の痛みは、普通の痛み止め(カロナール等)が効きにくいことがあります。
その場合は、神経痛専用のお薬(タリージェ、プレガバリンなど)を併用し、早期に痛みの芽を摘み取ります。
痛みは我慢せず、正直にお伝えください。それが後遺症を防ぐ近道です。

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小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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