こんにちは。はれまちクリニック副院長の小野弘登です。
「最近、抜け毛が増えた気がする」「円形脱毛症が治らない」
そんなお悩みで受診される患者様に対し、当院では必ず「トリコスコピー(頭皮用ダーモスコピー)」という拡大鏡を使った検査を行います。
なぜなら、肉眼では見えない「毛穴の状態」を見ることで、その脱毛が「治るタイプ」か「急いで治療しないと手遅れになるタイプ」かが瞬時に分かるからです。
目次
脱毛症には「治るもの」と「治らないもの」があります
脱毛症は大きく2つに分類されます。
一つは「非瘢痕性(ひはんこんせい)脱毛症」。これは毛根が生きているため、適切な治療で再び髪が生えてきます。円形脱毛症やAGA(男性型脱毛症)がこれにあたります。
もう一つは「瘢痕性(はんこんせい)脱毛症」。これは炎症によって毛穴自体が破壊され、傷跡(瘢痕)になってしまう病気です。一度瘢痕化すると、二度と髪は生えてきません。
マイクロスコープで見える世界
私たちは診察時、以下のポイントを確認しています。
表:マイクロスコープで見るチェックポイント
| 毛穴の状態 | 治療の見込み | 代表的な病気 | |
| 非瘢痕性 | 毛穴が開いている | 再発毛が可能 | 円形脱毛症、AGA |
| 瘢痕性 | 毛穴が消えてツルツル | 早期発見で進行を止める必要あり | 扁平苔癬、 円板状エリテマトーデス |
早期発見が髪を守るカギ
「円形脱毛症だと思って放置していたら、実は瘢痕性脱毛症だった」というケースが稀にあります。この場合、治療のゴールは「髪を生やすこと」ではなく「これ以上ハゲを広げないこと」に変わります。
自己判断せず、専門医による拡大鏡検査を受けることが、あなたの未来の髪を守る第一歩です。

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