【LINEで内覧会・開院情報を受け取る】【LINEから患者登録できます】

【頭皮の乾癬・湿疹】シャンプー型のステロイド「コムクロ」は、乾いた頭皮に塗ってください


上越市の皮膚科医、小野弘登です。
頭皮の痒みやフケ(乾癬や脂漏性皮膚炎)で、ローションの薬を処方されたけれど「髪がベタつくから嫌だ」「塗りにくい」と感じてやめてしまったことはありませんか?
そんな方におすすめなのが、「洗い流せるシャンプー型の薬(コムクロシャンプー)」です。

目次

なぜシャンプー型なのか?

従来の塗り薬はずっと皮膚に残るため、ベタつきが不快でした。
コムクロシャンプーは、「ショート・コンタクト・セラピー(短時間接触療法)」という理論で作られています。たった15分で薬の成分が頭皮に浸透するため、あとは洗い流しても効果が持続するのです。

絶対に守ってほしい「15分ルール」(表)

手順正しいやり方理由
1. 塗る乾いた頭皮に塗る濡れていると薬が薄まり、顔に垂れて危険だから
2. 待つ15分間放置する薬が浸透するのに必要な時間です
3. 洗うお湯で泡立てて流す薬自体に洗浄成分が入っているので、普通のシャンプーは不要です

注意点は「目に入れないこと」


ステロイド成分が目に入ると、眼圧が上がるなどの副作用のリスクがあります。
お風呂場で塗ると湿気で垂れてくるため、「お風呂に入る15分前に、リビングで塗って待つ」のが最も安全で効果的な使い方です。

まとめ

「塗るのが面倒」で治療を諦めていた方にとって、この薬は画期的です。
正しく使えば、ベタつきのストレスから解放され、頭皮環境を劇的に改善できます。

参考文献
https://www.maruho.co.jp/medical/articles/comclo/howto/index.html

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

コメント

コメントする

目次