「薬を塗って良くなったからやめたら、またぶり返した」
この繰り返しに疲れていませんか?
実は、見た目がきれいになっても、皮膚の下にはまだ「炎症の火種」が残っています。
これを完全に消し去るのが「プロアクティブ療法」です。
目次
山火事の後の「残り火」に注意
アトピー性皮膚炎は、山火事にたとえられます。
【症状がひどい=山火事】には大量の水で火消しを行い、【症状が良くなった=残り火】には少量の水で延焼を防ぐイメージです。
外用療法などの治療で肌がツルツルになっても、顕微鏡で見ると炎症細胞は残っています。ここで治療を完全にやめると、すぐに再発してしまいます。
プロアクティブ療法では、良くなった後も急にやめず、
「毎日」→「2日に1回」→「週に2回(週末だけ)」
と、徐々に塗る回数を減らしていきます。

週末だけの「ウィークエンド療法」
最終的には、保湿剤を毎日塗りつつ、「週末だけ薬を塗る」という方法で、良い状態を長くキープします。
これを続けることで、再発までの期間が大幅に伸びることが研究で証明されています。
「攻めの治療」から「守りの治療」へ。自己判断でやめないことが、卒業への近道です。
【参考文献】
- Proactive treatment of atopic dermatitis in adults with 0.1% tacrolimus ointment. Allergy. 2008.
- Long Term Treatment Concepts and Proactive Therapy for Atopic Eczema. PMC. 2012.

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