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脂漏性皮膚炎で「ハゲる」?抜け毛の原因と、AGAとの意外な関係

こんにちは。副院長の小野弘登です。
「頭皮が赤くてフケが出るし、最近抜け毛も増えた気がする…」
「このままハゲてしまうのでは?」
と心配される男性は非常に多いです。

結論から言うと、脂漏性皮膚炎は抜け毛の原因になりますが、治療すれば戻ります。
ただし、AGA(男性型脱毛症)を併発しているケースも多いため、注意が必要です。

目次

炎症による「一時的な抜け毛」

頭皮に炎症があると、毛根がダメージを受け、髪が十分に育つ前に抜けてしまうことがあります(休止期脱毛)。
しかし、これは毛根が死んでしまったわけではありません。
皮膚炎の治療をして炎症が治まれば、また髪は生えてきます。
まずは焦らず、頭皮環境を整えることが最優先です。

AGA(男性型脱毛症)との合併に注意

実は、脂漏性皮膚炎とAGAは「親戚」のような関係です。
どちらも男性ホルモンの影響で皮脂が増えることが共通点だからです。

「フケによる抜け毛」だと思っていたら、実は「AGAによる薄毛」も進行していた、というケースは珍しくありません。
当院では、ダーモスコピーという拡大鏡を使い、「炎症による抜け毛」か「AGA」かを見極めることができます。

早めの受診が髪を守る

抜け毛が気になったら、自己判断で高い育毛剤を買う前に、まずは皮膚科で頭皮の状態をチェックしましょう。
炎症を治す保険診療と、AGA治療(自費)を組み合わせることも可能です。

小野 弘登のアバター 小野 弘登 はれまちクリニック副院長 / 皮膚科専門医

小野 弘登(おの ひろと)/日本専門医機構認定皮膚科専門医
金沢医科大学 医学部医学科卒。同大学 皮膚科学講座にて学内講師・病棟医長として、皮膚がん・重症感染症・希少疾患などの専門診療と臨床研究に従事。The Journal of Dermatology、Dermatologic Therapy、臨床皮膚科 など国内外の医学誌に筆頭著者として複数の論文を発表。JAAD Case Reports(米国)、Frontiers in Medicine / Pediatrics / Genetics(スイス)、Molecular Genetics and Metabolism Reports(Elsevier)など海外学術誌の査読も務める。金沢医科大学医学会 論文表彰(2024・2025年)受賞。現在は同大学 非常勤講師を兼任。
現在は新潟県上越市土橋の はれまちクリニック副院長 として地域診療にあたっています。本ブログでは、論文と日々の臨床経験に基づいた皮膚科情報を、上越地域の皆様にお届けします。

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