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上越市で「ニキビ薬が効かない」と悩む方へ|皮膚科専門医が教える「薬剤耐性菌」という壁

こんにちは。はれまちクリニック副院長・皮膚科専門医の小野弘登です。
「皮膚科で飲み薬をもらって飲んでいるけれど、やめるとすぐ再発する」
「昔は効いた薬が、最近効かなくなってきた」
最近こうしたご相談が非常に増えています。

実はそれ、あなたの体質のせいではありません。「ニキビ菌(アクネ菌)が薬に慣れてしまった」ことが原因かもしれません。
今回は、2025年の最新データに基づき、なぜ従来の治療が効きにくくなっているのか、分かりやすく解説します。

目次

抗生物質が効かない?「耐性菌」について

かつてニキビ治療の特効薬だった「抗生物質(化膿止め)」。
しかし最新の研究では、日本を含むアジア地域で、約半数のアクネ菌が抗生物質に対して「耐性(バリア)」を持ってしまったというデータが出ています。
つまり、一生懸命お薬を飲んでも、菌が「またこの攻撃か、効かないぞ」と防御してしまっているのです。

これを「薬剤耐性菌」と呼びます。
漫然と同じ薬を飲み続けることは、効果がないだけでなく、将来本当に必要な時に薬が効かなくなるリスクもあります。

これからは「殺菌」から「皮脂のコントロール」へ

では、どうすればいいのでしょうか?
これまでの治療は「増えた菌を殺す」ことが中心でした。
しかし、これからの新しいニキビ治療は、「菌のエサとなる『皮脂』そのものを出さないようにする」という考え方に変わってきています。

菌を殺すのではなく、「菌が住めない環境(皮脂の少ない肌)」を作る。
これが、再発を繰り返さないための「根本治療」への近道です。

上越市で「治らないニキビ」のご相談なら

当院では、保険診療のガイドラインに基づいた治療はもちろん、「それでも治らない」という方のために、以下の新しい選択肢を提供予定です。

  • 欧米で標準となっている飲み薬(イソトレチノイン)

「薬を塗っているのに治らない」と諦める前に、一度ご相談ください。
皮膚科専門医として、今のあなたの肌の状態に合わせた最適なプランを提案します。

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